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2007年4月27日 (金)

喜劇 女は度胸の巻

ドメスティックなイメージの映画会社松竹の中で破壊的な映画を制作していた森崎東監督作品。
<喜劇男は愛嬌>の中ではいきなりダンプが家に突っ込んじゃうし<喜劇女生きてます>の中じゃヒモが暴れて家を一軒壊しちゃう。で<生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言>にてタブーとされる域まで飛んでっちゃったすばらしい人です。ちなみに森崎東氏が監督した男はつらいよの三作目フーテンの寅があまりにも異色だったためそれまで山田洋次との共同脚本だったのが以後はずされたとのエピソードもあるそうです。
その森崎監督のデビュー作。
川向こうの繁栄からまったくもって取り残された薄汚い川沿いに住む親子を中心にした物語。
出来の悪いオヤジ(花沢徳衛)と出来の悪い兄(渥美清)すべてを意に介さずどしりと構える母(清川虹子)そしてオヤジと兄のいやしい人品骨柄にほとほと嫌気がさし家を出たいと考えている学(河原崎健三)。
ある日レコードショップで学がチャイコフスキーを試聴してるところに以前電車で出会った女の子・愛子(倍賞美津子)が現れる「あんた何聴いてんの?くそったれ節って知ってる」愛子のペースで交際は進むのだが・・・。
 我がままにぶつかりあう低辺に生きる人のバイタリティーが溢れ、渥美清の子気味いい台詞回しとあいまってバカが清々しく感じるのです。元気の出る傑作です。「女は涙をごはんといっしょにのみこむのさ、男は涙を酒といっしょにのみこむのさ、怒鳴ったり叫んだりしながら」母の台詞でとじる。
Da749
Dokyou

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