マルクスブラザーズ/オペラは踊るの巻
<ストーリー>
クレイプール夫人のインチキ支配人ドリフトウッドは彼女に取り入られるために夫人を社交界に紹介する約束をする。その手始めにNYオペラ劇場の重役、ゴットリープと対面させる。ゴットリープは夫人を説いて劇場に20万ドルの出資をさせ、また世界一のテナーと言われるラスパリと契約を結んだ。一方劇場の下回り歌手リカルドは非常に良い素質を持っているが、機会に恵まれず未だ認められないでいた。この2人は共にソプラノのローザを愛している。ローザはリカルドに恋しており、彼の成功を祈っていた。ラスパリの衣装係トマソは、自分の主人を嫌いローザとリカルドと親しくしていた。リカルドと一緒に音楽を勉強しているフィオレロもまた彼を好いていた。ラスパリとローザはゴットリーブとの契約が叶いNY行きの船に乗る。リカルド、フィオレロ、トマソの3人は秘かにオーティスのトランクに潜りこみ、彼らと共に上船を果たしたのだが・・・。
とこんな感じなのだがストーリーなんざ関係ない。マルクスブラザーズの三人グルーチョ・チコ・ハーポの三人のはちゃめちゃな暴れっぷりなのだ。マルクスブラザーズとは1929年スクリーンデビュー主に30年代を中心に活躍した、アナーキーで不条理な笑いを武器にしたコメディグループ。家庭の貧しさから幼い頃よりヴォードヴィル劇団を結成して巡業していた。チャップリンやキートンはグルーチョとほぼ同年代なのだがサイレント全盛の時代に唄とマシンガントークを売りにしたマルクスブラザーズは映画とは縁がなかった。1927年初のトーキー映画「ジャズシンガー」が上映されトーキーの登場とともにマルクスブラザーズの快進撃が始まる。チャップリンは1940年(独裁者)までしゃべらずパントマイム芸を押し通す。キートンはトーキーの登場とともに冬の時代に突入する。
マルクスブラザーズはとにかく攻撃的でチャップリンの弱者的立場で展開するヒューマンドラマと対局にあり映画としての主題やストーリーを徹底したバカバカしいギャグで破壊する。グルーチョマルクスは笑いは加害者の立場で発信しなければならないと言ったそうである。爆笑!そして痛快!マルクスブラザーズを観るべし!余談だがドリフターズのギャグのほとんどはマルクスブラザーズの影響……とゆうよりパクリです。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (8)
